元気lab「カラダの取説」⑰
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
運転免許の更新で初めて田園調布警察署にいったら、免許写真がやや美白モードな感じで、得した気分です
鮫洲試験場より絶対白く撮ってくれてる!女子必見!!(笑)
さて、元気ラボシリーズ
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2020/06/3配信
「week8 指標あれこれ ~汗~」より
前回は気温・湿度・気圧の変動に合わせて体が常に調節をしていること
自分が影響されやすいことには特に気を付けてケアしてあげると良いよって事と
低気圧で頭痛が起きやすい理由についてお話ししました
今日は、体の熱のコントロールについて深めていきましょう
【汗のかき方も指標になる】
※指標:生命力の状態をあらわすもの。体の異状。
「汗」を出すことで、人はからだの熱をコントロールしている
汗が出る→体が熱い
汗が出ない→体が熱くないor冷えている
「適量で汗を止められない」
「うまく汗がかけない」
という人は、『熱をコントロールできないくらい生命力が低下している』ととらえます
【体の熱は『運動』によってうまれる】
『運動』とは
①筋肉を動かすこと
②内臓が働くこと(心臓や胃腸などだけでなく、脳や五感の働きも含みます。視覚聴覚など。)
汗が出すぎる→筋肉や内臓が働きすぎ
汗が出なさすぎる→筋肉や内臓の働きが弱い・体が冷えている
内臓の働きは主に「飲食(代謝)」と「修復」です
寝汗をかく方は、寝ている間に内臓の修復で大忙しになっているかもしれません
寝てるはずなのに、体が休まっていない状態です(寝る直前まで食事や飲酒してませんか?)
※小さな子供は気の動きが旺盛なので、寝汗をかいてもあまり気にしなくて大丈夫です
【熱の発散のしかた】
体の熱の量が増すと3段階で熱を下げる
①気体:体が温まる(もわっとした熱気)
↓
②液体:汗が出る(汗で熱を外に出す)
↓
③個体:湿疹ができる(皮膚が膨らむことで外気に触れる表面積を増やし、冷ます)
【食べすぎ飲みすぎで吹き出物ができる】
食べすぎ飲みすぎを続けると、内臓が働き続ける時間が長すぎる
体内の工場はオーバーヒートしてしまい、熱がたくさん発生する
熱は上に昇る性質があるので、頭や顔に昇った熱が気体や液体で放熱されないと
固体(皮膚のふくらみ・吹き出物)を作って発散させようとする
こういう時は、軽い運動をして汗をかくと熱が逃げやすくなります
【アクションプラン~汗のチェック~】
何をしたときに、どんな汗をかきますか?
《異状な(生命力が下がった)汗》
・ダラダラと出続ける
・ベタベタする
・寝汗
・運動しても汗が出ない
《正常な汗》
・サラサラする
・汗をかいた後にスキっとする
異状な汗は『生命力低下のサイン』
何か気になる症状が出るより前に、汗のかき方に変化があったりします
汗そのものがお悩みの症状でなくても
体の不調の前兆だと思って、早めの対策が重要です!!
鍼灸治療で全身しっかりみたいところですが
その前に、まずはセルフケアです
・毎朝1杯のお白湯
・手足にトントン元気棒
・食べすぎを控えて腹八分
・いつもより1時間はやく布団に入る
できることから始めてみましょう
【意識高くしすぎないのが続けるコツ】
南の谷の鍼灸院 南谷望