手作りもぐさ
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
毎月第2木曜日には
横浜市鶴見区の太鼎堂鍼灸院が主催する
「元気になるお話会」に参加しています
院長の髙橋洋輔先生が患者さんのために始めた会で
セルフケアのアドバイスや東洋医学的な体のとらえ方について
お話をしてくれる場です
そこで「手作りもぐさ体験」をしました
5月:多摩川でヨモギを取ろう
6月:ヨモギからもぐさを作ろう
7月:作ったもぐさでお灸を据えよう
の三部作(笑)です
【5月:多摩川でヨモギを取ろう】
午前10時 小雨降るなか多摩川土手に集合
まずはもぐさの原料となる「ヨモギ」を摘みます
葉っぱの裏のケバケバしたところがもぐさになります
さっと洗って泥や汚れを落としたら
ネットに広げて乾燥します
(ニット干すやつに広げました 笑)
3日くらいでパリッパリになり
さらに1か月放置しました
乾燥ヨモギの近くを通るたびにふわっと爽やかな香りがしました
【6月:ヨモギからもぐさを作ろう】
乾燥させたヨモギはすり鉢に入れて
すりこぎでゴリゴリとすりつぶし
それをふるいにかけて、残ったところだけを使います
みんなでごりごりやりながら
「草餅食べたいねぇ」なんて平和な話は最初だけ・・・
なかなかの重労働に、後半は口数が減り
「こういう姿勢のほうが楽かも!」と、作業効率について考えるようになりました(笑)
ちょっと奥に見切れてますが
こんな感じになりました!
上にのってる奴は、まだもうちょっとやった方がよさそうですが
ふわふわで気持ちいいです~
商品として売られているもぐさは
石臼で挽いて、長通しという機械でふるいにかけた後
唐箕(とうみ)という機械で風力を使って不純物を飛ばします
お灸のもぐさはその生成具合(不純物をどのくらい除いたか)によって
・良質もぐさ
・粗もぐさ
に分けられます
どちらにも利点があって、使い方が違います
手作りもぐさでは、茎や葉などの不純物が少し残るくらいの
「粗もぐさ」を作りました
【7月:作ったもぐさでお灸を据えよう】
次回はこのもぐさで、みんなでお灸を据えます
「灸活」「お灸女子」
なんて言葉があるくらいですから
セルフケアの一端に「お灸」を加えてみてはいかがですか?
市販品の使い方やお灸をするツボなど
ご興味ある方はお気軽にご質問ください!
【おまけ】
ヨモギの説明をする髙橋先生と、一緒にヨモギ摘みした仲間たち
の、ベストショットを崖っぷちから狙う怪しい鍼灸師(笑)
【撮影とは命がけのものです】
南の谷の鍼灸院 南谷望