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手作りもぐさ

投稿日:2021年6月14日

こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です

 

毎月第2木曜日には
横浜市鶴見区の太鼎堂鍼灸院が主催する
元気になるお話会」に参加しています

院長の髙橋洋輔先生が患者さんのために始めた会で
セルフケアのアドバイスや東洋医学的な体のとらえ方について
お話をしてくれる場です

 

そこで「手作りもぐさ体験」をしました

5月:多摩川でヨモギを取ろう
6月:ヨモギからもぐさを作ろう
7月:作ったもぐさでお灸を据えよう

の三部作(笑)です

 

【5月:多摩川でヨモギを取ろう】

午前10時 小雨降るなか多摩川土手に集合
まずはもぐさの原料となる「ヨモギ」を摘みます

葉っぱの裏のケバケバしたところがもぐさになります

さっと洗って泥や汚れを落としたら
ネットに広げて乾燥します
(ニット干すやつに広げました 笑)

3日くらいでパリッパリになり
さらに1か月放置しました
乾燥ヨモギの近くを通るたびにふわっと爽やかな香りがしました

 

【6月:ヨモギからもぐさを作ろう】
乾燥させたヨモギはすり鉢に入れて
すりこぎでゴリゴリとすりつぶし
それをふるいにかけて、残ったところだけを使います

 

みんなでごりごりやりながら
「草餅食べたいねぇ」なんて平和な話は最初だけ・・・
なかなかの重労働に、後半は口数が減り
「こういう姿勢のほうが楽かも!」と、作業効率について考えるようになりました(笑)

ちょっと奥に見切れてますが

こんな感じになりました!
上にのってる奴は、まだもうちょっとやった方がよさそうですが

ふわふわで気持ちいいです~

 

商品として売られているもぐさは
石臼で挽いて、長通しという機械でふるいにかけた後
唐箕(とうみ)という機械で風力を使って不純物を飛ばします

お灸のもぐさはその生成具合(不純物をどのくらい除いたか)によって
・良質もぐさ
・粗もぐさ
に分けられます
どちらにも利点があって、使い方が違います

手作りもぐさでは、茎や葉などの不純物が少し残るくらいの
「粗もぐさ」を作りました

【7月:作ったもぐさでお灸を据えよう】

次回はこのもぐさで、みんなでお灸を据えます

 

「灸活」「お灸女子」
なんて言葉があるくらいですから
セルフケアの一端に「お灸」を加えてみてはいかがですか?

 

市販品の使い方やお灸をするツボなど
ご興味ある方はお気軽にご質問ください!

【おまけ】

ヨモギの説明をする髙橋先生と、一緒にヨモギ摘みした仲間たち

の、ベストショットを崖っぷちから狙う怪しい鍼灸師(笑)

 

【撮影とは命がけのものです】

南の谷の鍼灸院 南谷望