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東洋医学の「精・気・血・水」

投稿日:2021年11月7日

こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です

 

一般向けの漢方薬で有名なKracie(クラシエ)さんのHPに
「からだかがみ」という漢方の体質チェックがあり
試しにやってみたら、ズバリ的中でした(笑)

(最後にリンク貼っときますね♪)
(回し者ではない)

 

と、いうことで
今日は東洋医学の基礎のお話をしましょう

 

【精・気・血・津液(しんえき)】

これらは、生命を維持するために不可欠な体内の物質です

 

【精】体を作るもとになる、エッセンスのようなもの。ここから気や血も作られる。

先天の精(両親から受け継いだもの)と後天の精(食べたものから得られるもの)に分けられます。
例えば『生れたときは瀕死の状態で幼少期は病弱だったけど、大人になるにつれて丈夫になった』
なんていう人は、先天の精の不足を後天の精で補えた、と考えます

 

【気】体を構成するものでもあり、全身を駆けめぐるエネルギーそのものとも言える。

体を働かせる原動力、血液とともに全身をめぐる体の栄養分、そして免疫のチカラ
また、体内の物質をおし動かすチカラ温めるチカラも『気』です。
気の量が少ないとエネルギー不足の「気虚」
体のすみずみまでうまく循環せずに、どこかで渋滞してしまうと「気滞」

 

【血】(「けつ」と読みます) 脈管を通る赤い液体。『栄養の気』と『精』と『津液』からできていて、全身を滋養する。

体の組織・器官に栄養を届けるだけでなく、精神意識にも大きく影響する。
血が不足すると栄養不足の「血虚」
流れがよどんで渋滞すると「血瘀(けつお)」(よどんだ血を「瘀血」という)
熱の影響を受けると「血熱」

 

【津液】体内にある正常な水液(一般的には【水(すい)】とだけ言うこともありますね)

血を構成するもの以外は、脈外をめぐって全身に分布する。
体を潤したり、滋養している。
「津液不足」になると、体表や器官は乾燥し、便や尿の水分も減る
津液の流れが停滞、凝集して働きを発揮できなくなったものが「痰湿」

 

ひとの体の中をめぐるものは、すみずみまでいきわたり
ぐるぐると循環しているのが元気な状態です

何かが足りなかったり、同じところに留まっていると
いろいろな不調が生まれます
そして、この不調は「体質」(こういう不調が起きやすいタイプ)を指すこともあれば「その瞬間の状態」「症状」だけを示すこともあります

つまり
「あなたは気虚です!」とか
「あなたは血瘀タイプです!」と
言い切ることはできません

気虚が原因で気滞が起こることもありますし
気滞が原因で血瘀になることもあります

 

自分の体調をとらえるときには
「こういう方向に体が傾きやすい」という傾向と
「今の症状の原因はこれかな」という状態の把握をして
決めつけすぎずに広~く眺めるのがポイントです

 

【KracieさんのHP】

漢方セラピー「からだかがみ」

ここでは
気虚・血虚・陰虚・気滞・瘀血・水滞
の6タイプに分かれています

陰虚は陰液(血・津液・精)の不足
水滞は津液の滞り(痰湿)
と考えます

 

ちなみに私は『陰虚』タイプなんですが
このサイトのいいところは
タイプを一つに決めつけていないところです

最後までみてみると、他にも当てはまる体質を紹介してくれています

そうそう!
陰虚はもちろんそうなんだけど
気血両虚のエネルギー不足タイプなんですよ~
なので、後天の精をしっかり取り入れるのが課題です

「60秒チェック」というくらい簡単なので、やってみると良いですよ
結果を教えてくれたら、補足説明いたします!

 

【飲んだ翌日は痰湿、生理前は気滞→血瘀の私です】

南の谷の鍼灸院  南谷望