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「鍼って痛いですか?」

投稿日:2021年8月13日

こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です

 

今日はよくある質問についてお答えします

 

「鍼灸師です」と名乗ると
「興味はあるんだけど・・・鍼、痛いですか?
と聞かれます

答えはカンタン

 

「うちの鍼は痛くない!
なぜなら、私自身が痛い鍼が嫌いだから(笑)

 

というのは半分冗談で(←半分は本当だけど)

南の谷の鍼灸院でいつも使う鍼は
先端がやや丸く加工された「卵型」の特注品です
この鍼は、体の深くに刺入するよりも皮膚の表面に優しい刺激を与えることに適しています
素材も、一般的な使い捨ての鍼はステンレス製が多いですが
銀の鍼なので当たりもやわらかいんです
(銀製の鍼を使い捨てにするなんて、ゼイタク~ 笑)

(左が先端が尖ったステンレス鍼)
(右が先端が丸い銀鍼  拡大してみるとわかるかも)

 

 

ガチガチに固まった筋肉にブスッと刺してズーンと響く
そういう治療法もあるようですが、私は物事には順序があると思っています

 

料理の「さしすせそ」ってご存じですか?

調味料は
砂糖→塩→酢→醤油→味噌の順で入れましょうってやつですね
「混ざれば一緒」じゃないんです
例えば、砂糖と塩では粒の大きさが違います
大粒の砂糖を入れる前に小粒の塩を入れてしまうと
具材の隙間に塩がみっちり敷き詰められて、大粒の砂糖は入れなくなってしまう
大粒の砂糖が先に入れば、残っている隙間に塩がするっと入れるわけです

 

鍼の刺激もまずは優しい刺激から始めて
皮膚の表面の緊張を優しくほどいていくと
奥深くにいる犯人がひょっこり顔を出します

そして、ここからが面白いもので
ひょっこり顔を出した犯人には直接鍼をした方がいいこともあれば
左右対称の反対側のツボや、同じ経絡上の遠いツボに鍼やお灸をした方がいいこともあります

 

私が行う積聚治療(しゃくじゅちりょう)という治療法には
「最少刺激 最大効果」という言葉があります

 

「痛ければ痛いほど効きそう」
「痛くない鍼だと効果も少なそう」

と思う人にこそ、一度受けて頂きたいですね

 

【美容鍼は毛抜きで眉を抜くくらいの刺激です】

南の谷の鍼灸院  南谷望