トップページ プロフィール 治療メニュー アクセス ネット予約 ブログ お問い合わせ

東洋医学はファンタジーか学問か

投稿日:2021年10月22日

こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です

 

随分とお堅いタイトルではじまりました(笑)

今日は12月並みの冷え込みだそうですが、みなさんお元気ですか?

私は昨日、狛江の鍼灸院で大師匠にあたる先生の治療を受けて、午後にはちょっくら往診をし、夕方から鶴見の太鼎堂鍼灸院で研修を受け、今朝は朝ヨガやって、、身も心もすこぶる元気です!!

 

【太鼎堂の院内研修】

毎週火曜は南の谷の鍼灸院をお休みにして、鶴見の太鼎堂鍼灸院で治療をしています
→ホームページはこちら

そこで、スタッフ育成(レベルアップ!)のための院内研修が始まりました
内容があまりにディープで最高だったので、そこで感じたことを少しお話したいと思います
(今日は鍼灸師向けのお話かも)

 

【東洋医学はファンタジーか?】

東洋医学の考え方で身体を診るというのは
見えないチカラを、物(見えている身体)をとおして理解していくことです

・足のツボに鍼をして胃の調子が良くなった
・手首のツボにお灸をして咳が治まった

こういうのは、何千年も前からの経験の積み重ねですね

 

では、同じツボに同じ道具を使って刺激をしているのに
あの大師匠先生と私で、効果に違いが出るのはなぜなのか?

 

ここを説明できるかどうかが
ファンタジーと学問の分かれ道なんだと思います

 

【学問ならば学んで習得できる】

東洋医学を語るうえで「気」の概念は無視することができないので
ここはやはり「気」をどれだけ扱えるか、というところにかかってくるようです

(「そもそも『気』とは?」の話は、今日はしませーん)
(「『気』とかいう時点でファンタジーじゃん」と思う方は、ここから先は難しいかも)

 

体調がよかったり、良いことがあった日なんかに
「今日は良い治療ができそうな気がする」
「今日の治療はなんか感触が良かったな」
と感じることがあります

ただ、これがいつでも発揮できなければ、ただのラッキーパンチになっちゃいます

調子のいい日に来た患者さんはラッキーで
そうじゃない日に来たらハズレ・・・ってわけにはいかないので
私たち治療家は、安定して良いパフォーマンスができなければいけませんよね

 

気を扱う
集中力を最大限に高める
それをいつでも出せるようにする

それはテクニックであり、習得するためには練習が必要

 

【呼吸の練習】

集中力を高めることは、潜在意識にまで及んで
患者さんのカラダを五感で感じ、鍼をしながら変化を読み取っていく

その入り口として
まずは自分の呼吸を意識して、気の流れをとらえる訓練をしました

(これはもう、完全に『全集中の常中』を目指す行為 笑)

 

まだまだイメージしたところに呼吸を持っていけなくて、何度も何度も練習してますが
これができるとできないとでは、治療中の効果だけでなく治療後の「もち」が変わってくるんだとか

 

【東洋医学は学問である】

『気』の話って、どうしてもふわっとしたファンタジーに行きがちですが
こうやって師匠から弟子へ、先輩から後輩へと伝えていくことができれば
学問としてもっと広まっていけるんだと思います

 

「なんかツイてる!」
「お前もってるなー」
ってときは
気の流れがうまくいってるときなんですって

 

 

【私の人生、結構ツイてます】
南の谷の鍼灸院  南谷望