鍼灸治療って痛い?熱い?
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
出不精なアットホーム鍼灸師のわりに院外での活動が活発化していて、ブログに書きたいことはたくさんあるのになかなか書けていません(2週連続で同じような言い訳・・・ごめんなさいっ)
今日は、前回のブログでもちらりと触れた
【YouTubeアニメ動画】
についてです
太鼎堂鍼灸院の院長に自由に話してもらった音声をもとに
動画クリエイターさんにアニメーションを作っていただきました
(第2弾も公開準備中です)
太鼎堂鍼灸院のYouTubeチャンネルで見られます
(↑こちらをクリック)
「鍼灸師になったよ」と報告すると、まず言われるのが
「鍼って痛い?お灸って熱い?」
そして次に
「ぎっくり腰になったらよろしくね!」です
・・・え?
ぎっくり腰、なりたいですか?
ぎっくり腰にならない人生を歩みたくはないですか??
と、常々思うのですが
世間の印象はまだまだ
「何かあったら治してもらう」
「鍼灸は肩こり腰痛に効くらしい」
といったところでしょうか
本当に大切なことは、今の身体ができるまでのドラマを振り返って
元気なカラダを取り戻し、それをキープすることにあります
鍼灸治療は悪くなった時の応急処置としてだけでなく
毎日を元気に過ごすための手段になるものなんですよ
このアニメ動画では
「鍼灸治療は気になるけど、勇気が出ない」
という方に
「ちょっと受けてみようかな」
と思ってもらえるきっかけになれば、という願いを込めて作りました
みなさんのご家族やお友達にも広めてもらえたら嬉しいです
鍼灸院や整骨院など、同業者の方も
ぜひ患者さん説明の一端としてお使いいただけると幸いです
【美容院やネイルサロンに行くように、鍼灸が身近になりますように】
南の谷の鍼灸院 南谷望
「鍼って痛いですか?」
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
今日はよくある質問についてお答えします
「鍼灸師です」と名乗ると
「興味はあるんだけど・・・鍼、痛いですか?」
と聞かれます
答えはカンタン
「うちの鍼は痛くない!」
なぜなら、私自身が痛い鍼が嫌いだから(笑)
というのは半分冗談で(←半分は本当だけど)
南の谷の鍼灸院でいつも使う鍼は
先端がやや丸く加工された「卵型」の特注品です
この鍼は、体の深くに刺入するよりも皮膚の表面に優しい刺激を与えることに適しています
素材も、一般的な使い捨ての鍼はステンレス製が多いですが
銀の鍼なので当たりもやわらかいんです
(銀製の鍼を使い捨てにするなんて、ゼイタク~ 笑)
(左が先端が尖ったステンレス鍼)
(右が先端が丸い銀鍼 拡大してみるとわかるかも)
ガチガチに固まった筋肉にブスッと刺してズーンと響く
そういう治療法もあるようですが、私は物事には順序があると思っています
料理の「さしすせそ」ってご存じですか?
調味料は
砂糖→塩→酢→醤油→味噌の順で入れましょうってやつですね
「混ざれば一緒」じゃないんです
例えば、砂糖と塩では粒の大きさが違います
大粒の砂糖を入れる前に小粒の塩を入れてしまうと
具材の隙間に塩がみっちり敷き詰められて、大粒の砂糖は入れなくなってしまう
大粒の砂糖が先に入れば、残っている隙間に塩がするっと入れるわけです
鍼の刺激もまずは優しい刺激から始めて
皮膚の表面の緊張を優しくほどいていくと
奥深くにいる犯人がひょっこり顔を出します
そして、ここからが面白いもので
ひょっこり顔を出した犯人には直接鍼をした方がいいこともあれば
左右対称の反対側のツボや、同じ経絡上の遠いツボに鍼やお灸をした方がいいこともあります
私が行う積聚治療(しゃくじゅちりょう)という治療法には
「最少刺激 最大効果」という言葉があります
「痛ければ痛いほど効きそう」
「痛くない鍼だと効果も少なそう」
と思う人にこそ、一度受けて頂きたいですね
【美容鍼は毛抜きで眉を抜くくらいの刺激です】
南の谷の鍼灸院 南谷望