元気lab「カラダの取説㉒」
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
「くしゃみをしたらぎっくり腰になった」
なんて言う方がいますが
「くしゃみ=ぎっくり腰」
ではなくて
「くしゃみ程度の刺激にも耐えられない体が、ぎっくり腰になった」
なんです
もっと前から体は悲鳴を上げてたハズなのに
その声をキャッチできていなかったんですね
『睡眠、おしっこ、うんち』など
毎日のからだの変化に目を向けてみると
「今日は調子がいいから、ここまで頑張ろう」
とか
「なんか変だから、早めに切り上げよう」
ができて、ぎっくり腰知らずになれるかも!?
小さな異変をすぐにキャッチ!
自分のカラダに詳しくなろう!
元気ラボ「カラダの取説」シリーズ
→今までの投稿はコチラ
(2020年にFacebookで配信されていた動画の内容をご紹介しています)
2020/06/24配信
「week11指標あれこれ ~うんち~」より
今日は「うんち」について
ちなみに、昨年6月にも
「体調チェックは便チェック」
なんてブログを書いてました
【消化管について】
口から食べたものは「消化管」という1本のトンネルを通り
肛門からうんちとして出ていきます
食べたものは、消化管を通るうちに細かく細かく分解されて
必要なものは、消化管の壁から吸収され
不要なものは外に出されるしくみです
何を食べてもうんちが出るわけですが
うんちの状態をよく見てみると
「食べ物を、どう吸収したか」
つまり「どんな吸収力(生命力)の状態か」がみえる
食べたものを、あまり吸収できていないと
うんちは「未消化」だったり「どろどろ・べちゃべちゃ」
食べたものから、吸収しすぎると
うんちは「カスカス」「カラッカラ」
【内臓の働きが弱い→下痢タイプ】
食べ物の成分をうまく取り込めない
カラダの冷えが強くて
「寒くて動きたくないよねー」状態
こんなひとは
エネルギー不足で弱ってる
疲れやすく、やる気が起きにくいタイプ
【内臓働きすぎ→便秘タイプ】
食べ物の成分を取り込みすぎる
工場フル稼働でオーバーヒート
カラダは熱がこもりがち
こんなひとは
消化器系の内臓だけでなく
全身オーバーヒートなので
筋肉も使いすぎて、体もカチカチ
コリが強くて力が抜けないタイプ
【弱ってるのに便秘タイプもいる】
これは複合型
全身的に冷えが強く、うまく働けてないのに
内臓には熱がこもっちゃってるタイプ
どちらの症状も出るので、やっかいです
【どんな時も生命力を意識する】
何度もお話してきましたが
こころとからだを動かす原動力
エネルギーの源を「生命力」と捉えます
睡眠不足や冷え、不摂生などで生命力が低下すると
便にも変化が表れるでしょう
「便のもんだい」と言っても、いろんな状態がありますが
全て、生命力に問題が起きてると考えましょう
次回は、元気な時とそうでない時の
うんちの見分け方についてです
日頃から、ちらっと見るようにしましょう
【良いうんちを「プレミアム」と呼ぶ先生がいたなぁ】
南の谷の鍼灸院 南谷望