元気lab「カラダの取説」⑭
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
みなさん「センキョ割」って知ってますか?
→一般社団法人 選挙割協会さんのHPはこちら
私も昨日来てくれた方に聞いて、初めて知りました
投票所で自撮りした写真or投票済み証明書がクーポンになって、対象店舗で使えるというしくみ
都道府県をまたいでも使えるんですって
なにそれ、おもしろ!!
(もっと早く知ってたら、お店として参加したかったなー)
そういえば昔
「選挙の日ってウチじゃなぜか 投票行って外食するんだ~♪」
って歌もありましたね(笑)
さて今日は
元気labシリーズです
→今までの投稿はコチラ
2020/05/27配信
「week7 指標あれこれ」より
week6「生命力の捉え方」の配信を観た方からの質問から
Q1:元気棒でトントンした後、はじめは痛くなかったはずのところが痛くなることはありますか?
→あります!実は、普段の治療でもこういう事はよく見られます
・生命力が低下する
→指標(体の異状)が増える
・生命力が回復する
→指標(体の異状)が減る
とお伝えしていますが
元気棒や鍼灸治療など、刺激を受けた後に指標が増えたときに考えられることは二つあります
①やまいが進んだ
②元気に近づいた
真逆のようですが、よくあります
だいたい②のことがほとんどです
元気棒をした後に痛いところが出てきた人は
「今までが、痛みを感じる感覚が弱っていた(感覚が鈍くなっていた)」
痛覚や触覚、他にも味覚嗅覚など、感覚を生じさせる力も『生命力』です
つまり
もともとそこには痛みを感じるものがあったのに
それが認識できないくらい生命力が低下していた
↓
鍼灸治療や元気棒の刺激を受けて生命力が回復して
異状がある場所の痛みを感じられるようになった
という事ですね
もっと生命力が回復すると、その痛みも消えていくものです
Q2:夫が仕事の忙しさとストレスで頭が熱くなり、顔がこわばることがあります。冷えピタを貼ってみても改善せず、ホームケアとしてできることはありますか?
→のぼせが起きているようなので「熱い頭を冷ます」というより「全身の熱を混ぜる」という刺激をしてみましょう
目や頭を使いすぎたりして
・首から上が熱い感じがする
・めまい
・耳鳴り
・頭痛
など、体の上の症状が出るときに、頭のてっぺんに掌をのせてみてください
次にその掌を前後左右にずらして比較してみると
頭のてっぺんがもわっと熱い→のぼせのサインです!
こんな時に、手足の温度と比べてみると
頭 →熱い
手足→冷たい
になっていませんか?
元気lab③「冷え・のぼせ・ほてりのセルフケア」でもお伝えしましたが
体の芯の冷え、内臓の疲れ(弱り)があると
なぜか体は手足の付け根(肩や股関節)のあたりをギュッと固く閉ざして
体幹の循環を優先しようとします
すると、手足に行くはずだった体のエネルギー(あたたかい「気」)は頭にばかり集まってしまいます
お風呂に溜めたお湯と同じで、上が熱くて下が冷たい状態になりますね
これがのぼせの状態です
この状態で頭に冷えピタを貼ってもなかなか効かないのは想像できましたか?
「頭が熱いから頭を冷やす」ではなくて
「体の熱が循環していないので、全身の熱をかき混ぜる」が正解です!
体の熱を循環させるチカラも『生命力』です
生命力を上げるには
ご存じ!《元気棒》ですね!!
今日のポイントは
【遠いところに刺激をする】
手足の先を中心にとんとん刺激をしてみます
頭に集まった気のエネルギーに
「ここは空いてますよ~」「こっちまで降りておいで~」と呼んであげます
片頭痛が「右側」に出ているときは「左足」
というように、上下左右でなるべく遠くです
夜に寝付けないお子さんも、のぼせが原因のことがよくあります
頭を触って熱がこもっていたら
優しく手足をにぎにぎと揉んだり、腕や足を末端に向けてさすってあげたりすると良いですね
のぼせは熱のかたより
熱いところを冷やすより、全身を混ぜるイメージで
遠いところに刺激をしましょう
今日のタイトルの「指標あれこれ」については
また次回お伝えしますね
【娘の腕に元気棒したら咳が弱まったよ、と言われました~】
南の谷の鍼灸院 南谷望