元気lab「カラダの取説」③
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
毎週更新(目標)の元気labシリーズの3回目
今日は
冷え・のぼせ・手足のほてりなど
体の温度のバランスが崩れているときのセルフケアのお話です
これまでの投稿はコチラです↓
①カラダの取説を持つということ
②「week1:自己変革の準備」より
治療の中で、体をくまなく触っていくと
手だけ、足だけ冷たいとか
末端は冷えるけど、顔だけ熱いとか
足の裏と手のひらだけ熱い(火照る)
なんて方がよくいます
まずは、体を
(1)頭&胴体
(2)手&足
の2グループに分けてみましょう
イラストだと、こんなかんじでしょうか
内臓や神経の中枢がある『頭と胴体』から『手足の先』まで元気(「気」「エネルギー」などをイメージしましょう)が行きわたって、常に循環しているのが元気な体の状態だとしましょう
「生命力」が低下して「循環力」が足りなくなったり
通り道が狭くなって通れずに、手足の先まで元気を届けられなくなると
行き場を失った元気は、頭と胴体にばかり溜まってしまいます
真ん中車両はぎちぎちの満員なのに
端っこ車両はスッカスカの電車みたいな状態です
ぎちぎちの満員電車では、熱がこもって暑くなりますね
また、手足まで行ったはいいけど、帰り道の途中が狭くなって
戻れなくなると手足の先だけ火照って熱いというパターンもあります
(私はこのタイプです)
【手足の冷えやほてり、どうやって治す?】
冷え・のぼせ・ほてり
違う症状のようですが
「全身すみずみまでめぐっていない」
という同じ状態からきているようですね
めぐってないならめぐらせる
元気が届いてないところに誘導してあげれば
満員電車もスッキリ快適です
では「どこまで元気が届いていて、どこで詰まっているのか」
を見つけていきましょう
胴体から手足の先に行くまでに
体の途中には「関所」がいくつかあります
胴体→肩関節→肘関節→手首→指先
胴体→股関節→膝関節→足首→指先
こんな感じです
手も足も、並べて見ると似てますね
指先に向かうにつれて、関所の関節は小さく細く、通りにくくなります
このそれぞれの関所の門がすべてopenしていれば
指先まで元気が届いて温かいはずです
どこかの関所が、硬く詰まってしまうと門がcloseしてしまい
元気(温かさ)が届かなくなってしまいます
「手足が冷たい」という時には
「どこの関所までは開いているのか」を探ることが大切です
「手の指は冷たいけど、肘から手首の間は冷たくない」
→手首か、指の関節のところで関所がclose
「ふくらはぎから足の先まで冷たいけど、太ももは大丈夫」
→膝の関所がclose
という具合です
そして、閉じてる関所を見つけたら
とにかく揉んでみましょう!
関節の周りを、優しく揉んだりさすったり
深呼吸しながら
「こっちの車両、空いてますよ~」
てなかんじで、自分の体に話しかけてあげてください
「なんとなく冷え性に効くって言われるツボ」に
「なんとなくお灸してみる」よりも
しっかり自分の体を観察して
「自分の冷えが起きているポイントに触れてあげる」
方が、効きそうだと思いませんか?
【カラダの取説はひとり一冊。オンリーワンです】
南の谷の鍼灸院 南谷望