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元気lab「カラダの取説」㉑

投稿日:2022年2月2日

こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です

 

なんだかまわりでベビーブームが起きていて
30代後半女性が元気に出産&子育てしてます
(尊敬しちゃう!)

先日も、幼なじみの産後ケアで往診して
生後2か月の赤ちゃんの
ギャン泣き→ミルク→( ˘ω˘)スヤァ
に、すっかり元気をもらっちゃいました

 

さて今日は
元気ラボ「カラダの取説」シリーズ
今までの投稿はコチラ

(2020年にFacebookで配信されていた動画の内容をご紹介しています)

寝る子は育つ!!
睡眠について、前回のつづきです

 

【前回の復習から】

からだの気血のめぐりは
起きて活動しているときは体表に向かい
全身を温めるとともに、外側のバリアになる
眠っているときは、内臓に集まってきて
修復したり、冷まして休めたりする

大地も空気も
昼に温まり夜に冷めるのが、自然なこと

 

昼に活動しすぎたり
夜にちゃんと眠れていないと
からだに熱が溜まりすぎてしまう

睡眠の質からも、体の熱の具合がみてとれる

 

【元気な時の睡眠とは?】

元気な時とそうでない時の睡眠の違い
チェックするポイントはこちら

①寝つき

理想は10分程度ですが
「酔って寝落ちするので寝つきがいい」
という方は
気絶してるだけなので要注意(笑)

寝つきが悪いのは
手足や脳に集まった気血を
内臓に向かって戻す力が弱い
とみることができます

 

②夢

ほとんど覚えていない、見ない
見たとしても充実したり楽しい夢はok

悪夢はもちろんですが
リアルすぎる夢や
色や音、内容を覚えすぎているときは
脳がうまく休めていない
冷ませていないサインです

 

③いびき・歯ぎしり

脳の充血→のぼせがあると
鼻腔・口腔粘膜にも血液が集まりすぎる
その結果、鼻の毛細血管がむくんだように膨らみ
鼻の中が狭くなる→いびきをしやすくなる
寝起きの鼻血なんかも、のぼせを疑います

「いびき・歯ぎしりするタイプ」ではなく
生命力が低下して、のぼせがおきているから
いびきや歯ぎしりになるんだな、と考えます

 

④夜間尿(夜中にトイレに起きる)

指標「おしっこ」でも書きましたが
膀胱におしっこを溜めておけないのは
からだの冷えのあらわれです

夜間尿があるひとは
回数もチェックしましょう

回数が減ってきた
→冷えが解消してきた
というわけです

 

⑤中途覚醒(夜中に起きる)

小さなお子さんがいたりして
心配で起きてしまうという方は・・・
今だけです!他のところで体力温存して
お子さんの成長を見守りましょうね

それ以外で
ちょっとした物音で起きてしまうのも
のぼせのサイン
脳が刺激に過敏な状態なので
適度に冷ませていないことがわかります

 

【理想の睡眠時間は】

「睡眠時間は〇時間」というのは
一律には決められないものです

目覚めの爽快感や
身体の調子を見て
「私はこのくらい眠ると調子が良いんだな」
を見つけます
(これが、『カラダの取説』になります)

いままでご紹介してきた
・体をすみずみ触ってチェック
・汗のかき方
・おしっこの状態
・やる気や精神的なゆらぎ
などを基準にすると
どのくらい寝ると調子がいいかが見えてきます

 

【みんなに共通するポイント】

『その日のうちに寝る』

これは、どうやら万人共通のポイントのようです

お仕事の内容によっては、夜に眠るのが難しい方もいますが
「夜に寝た方が回復する」
という事は覚えておいてくださいね

昼に活動して夜眠る

自然の流れに沿う事が大切です

 

例えば23時までには寝る
疲れが強い日は22時までに寝られるよう
その前のスケジュールを調整する

これを目指して
からだの回復力を実感してみてくださいね

 

【9時間眠ると絶好調!】
南の谷の鍼灸院  南谷望