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元気lab「カラダの取説」⑬

投稿日:2021年10月20日

こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です

 

先日、小学1年生の女の子とそのママさんが鍼灸治療を受けに来てくれました

子どもは気の動きが盛んで、安定しにくいものです
熱が出たかと思うとすぐに下がってケロッとしてたり
ギャン泣きしてたと思ったらもう笑ってる、とかもそうですよね

 

お子さんの鍼灸治療は「腹八分」くらいで止めるのがポイントで、やりすぎは禁物です
そのため、ママさんたちにはお家でのケアのポイントなんかをお伝えしているんですが

ここのブログで紹介している『元気棒』のつかい方をお伝えしたら
なんと、娘さんがお家で「まっさあじ屋さん」をオープンしてくれたそうです!

泣けるーーーー

 

自分で自分を元気にできる
自分の家族を元気にできる
そんな人が一人でも増えますように!という願いを込めて

元気labシリーズです
→バックナンバーはこちら

 

前回は、
生命力についてのルールを整理して
・生命力が下がると体にいろんな異状があらわれる
・力は見えないので、目に見える「物」を通して生命力の状態を見よう
という話をしましたね

 

今日は「異状」の見つけ方をお伝えします

 

【今日はこの言葉を覚えてください】

体に現れる異状
生命力をとらえるチェックポイントのことを

指標(しひょう)

と言います

(ここテストに出まーす 笑)

 

【指標を意識して体を触ろう】

⑤自分の体をすみずみ触ろう
⑪元気棒!

いままでにも、「カラダを触って硬さや冷たさに違いがあるか」を見てきましたね
これは、指標をとらえる練習でした

自分のカラダをチェックする指標をたくさん持っていれば
「今日、ここはok」「ここはちょっとおかしい」とみていって
すべての指標を総合して判断すると「昨日より今日の方が元気だな」「昨日より調子悪そうだな」がわかってきます

 

・冷え、熱感
・かたさ、張り、コリ、ゆるすぎる(ふにゃふにゃと力がない)
・色〈赤み、青白い、黒ずみ、紫がかっている〉
→赤ら顔や青白い顔、腰が黒ずんでる、唇が紫などなど
・動作不良(バンザイしたら片腕だけ上がりきらない、首を左右に倒すとイタイ、手足の指をぐーっと握ると曲がり切らないなど)
・精神的な問題(気持ちの波が大きい、落ち込みやすい、ハイになりすぎる)
ほかにも「花粉症、不眠、腰痛、咳、生理痛、、、、」気になる症状があれば、すべて指標です

触ってわかるものから、目に見えるもの、心のうちに感じるものなど、すべてが生命力をあらわしています

 

【アクションプラン】

何でも指標になると言われても、どこから手を付けていいのやら・・・
となると思うので、これから数回に分けて、いろんな指標の見方をお伝えしていきます

今日のアクションプランは『足の異状を見つけよう』

ポイントは
「冷え」「熱感」
「痛み」「かたさ」「むくみ」

左右の足で比べて、違いを感じてみましょう

「イタ気持ちいい」も指標になります

足首から先をチェック!

足の裏、足の甲、指、くるぶし(内・外)など
親指の先でギュギュっと押してみましょう

足の裏や足の甲は指の骨の間
足首はくるぶしやかかとの骨をぐるっと一周
足の指は爪の付け根や、指の間の水かき

なんかが反応が出やすいポイントです

足指の間の水かきは、足の表と裏→陰陽が交わるところなので要チェック!

足首を押して痛い人は、昔の捻挫の古傷が残っているかもしれません

 

左右の差をチェックしたら
(足に直接ペンでしるしをつけたりしてみて)
またまた登場!元気棒!!

気になるところにやってもいいんですが、今日はあえて「腕に」トントンします

指標から遠いところに刺激をすることで、気になる場所だけでなく、全身(生命力)に影響が出るのを感じてもらいます

 

しばらくトントンして、腕が気持ちいいなぁとか、ちょっと力が抜けるとか、体が温まる感覚とか、何か感じたら足の指標をチェック!

どうですか?
変わったところはありましたか?

 

はじめはわかりにくくても、続けていくうちにわかるようになります
触って異状を見つける「触診のチカラ」が育ってくるのです

指標をとおして生命力が上がってるのか下がってるのかわかるようになれば
「一般論の健康情報に踊らされる」ことから卒業できます

 

「納豆は体に良いらしい」
「毎日運動した方がいいらしい」
「お酒は控えた方がいいらしい」

本当にそうですか?
その刺激、自分のカラダに合ってますか??

自分に合った健康プラン=カラダの取説を作りましょう!

 

【私もまだまだ模索中!!】
南の谷の鍼灸院  南谷望