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元気lab「カラダの取説」㉗

投稿日:2022年8月7日

こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です

 

元気lab「カラダの取説」シリーズは
2020年にFacebookで配信されていた動画を
まとめて私個人の解釈をプラスしたものです

「元気lab」はプライベートグループですが
申請すれば無料で参加できて
過去の動画が視聴できますよ
→元気lab(Facebookページ)

2020/07/08配信
「week13指標あれこれ ~ツメ~より

 

【爪はセンサー】

人の体は、五臓六腑を収める体幹と、そこから伸びる手足があります

生命の維持のためには、内臓が正常に働いていなければならず
手足は物を掴んで食べたり
走って敵から逃げるなどして
内臓(体幹)を守るために働きます

中でも手足の先端は
体に触れる物・口に入れるものが
安全かどうか確認するセンサーになっています
内臓からなるべく遠いところで、危険を察知できる仕組みですね

 

つまり、手足の先はとても感覚が鋭い
そのため硬い爪で覆って守っているわけです

 

【爪と体調】

何もしなくても爪が伸びるのは
指先での組織の代謝が活発であるためで

これは言い換えると
『気のめぐりが活発である』ということです

つまり、爪の伸び方や爪の状態からも
体の気の充実度、活発さが見えてくる

 

[横線(段)・縦線(溝)]

その人の年齢や、参考文献によって多少のばらつきはあるようですが
爪の根本から爪先まで伸びるのに6ヶ月かかるそうです

爪の長さを6等分してみて、真ん中あたりに横線(段)ができていたら
3〜4ヶ月前頃に、すごく疲れたりストレスがかかることはなかったでしょうか?

もしくは、縦線(溝)が伸びている方は
この半年を振り返って、ずっと無理が続いていませんか?

 

[平たい爪や白い点]

栄養学的に見ると
平たい爪(スプーンネイル)は鉄不足
白い点は亜鉛不足
をあらわします

食べ物から摂る量が少ない場合だけでなく
胃腸の機能が低下して吸収が上手くいかなかった
たくさん使われて消費しすぎても、不足状態になります

そういうことも含めて、東洋医学では
「そんな爪になってしまうくらい生命力が低下してる」
と見ていくわけです
(解決方法は、お分かりですよね?)

 

【元気な爪の正解は?】

爪に段や溝、白い点がなく
横から見ると丸みを帯びている
色はほんのりピンク色
根元には白い半月があり
指にはささくれが無く
爪甲根部の色は周りと比べて変わりない

 

チェックポイントとしてはこんな所ですが
「この爪が正解!」というお手本はありません

赤ちゃんと大人では気の充実度が違うように
指先の状態も人それぞれです

 

他人と比べるというより
先月の自分と今の自分、どっちが元気かな?
自分は今、弱っている途中なのか
元気に向かっている途中なのか

「今の自分は、こういう爪になる生命力なんだな」

と理解して、こまめにチェックしてみましょう

 

【セルフケア】

爪の根本は気の充実度が高い

ということは

軽い刺激であっても、体に影響を及ぼす

ということ

 

“爪を横から挟むようにしてぎゅっとつまみ
息を吐きながらスポっと抜くように離す”

暑さでのぼせて頭がもわっとしたり
イライラして喉や胸が詰まるようなときに
試してみてくださいね

気がめぐってスッキリしますよ

 

【親指以外、半月がありません…】
南の谷の鍼灸院  南谷望