ヨガで煩悩を払いませんか?
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
すっかりご無沙汰してしまいました
このところ、文章を書く仕事がちょっと多くて
完全にキャパシティオーバーしております
(すみません!)
東洋医学の面白さや
生活に取り入れたい、小さなコツなど
もっとお伝えしたいんですが・・・
取り急ぎ、今日はイベントへのお誘いです
年末になると、ヨガスタジオなどでよく行われるという
108回太陽礼拝
ヨガで、『太陽礼拝』という一連の動きがあるのですが
それを108回行うことで、煩悩を払いながら深い瞑想状態に入る
と言うものみたいですね
(この辺の知識はあまり無いので、詳しい方がいたら教えてください!)
さて、
私は、運動不足解消と心身の健康維持のために
月に2、3回オンラインでヨガレッスンを受けていますが
今年の年末は、その講師のChihoさんと一緒に
108回太陽礼拝にチャレンジすることにしました!
他にも数名、お友達や患者さんが来てくれるので
ご興味ある方は一緒にいかがですか?
参加希望の方は
info@shin9.online
までメールでご連絡くださいね
【2023年は目指せ細マッチョ!】
南の谷の鍼灸院 南谷望
第50回日本伝統鍼灸学会
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
10月29日、30日は治療院をお休みにして
第50回日本伝統鍼灸学会 学術大会
に参加してきました
鍼灸業界にも、学会とかあるんですよ(笑)
今大会のテーマは
氣と意識
〜伝統鍼灸の本質に迫る〜
東洋医学というと
「あなたの『気』が〜」という表現を耳にすることが
多いのではないかと思いますが
実はこの『気』という言葉の定義や捉え方には
明確な決まりがなく、鍼灸師同士で話していても
「ん?なんか、伝わってないよな・・・」
となることが多くあります
そういう背景もあってか
業界内でも「気が」とかいう話は
あまり大っぴらにしにくい
という空気があったようです
海外の方がこういう話題は受け入れられやすい
という先生もいました
実際今大会の講演中にも
「大先生の治療は手から『気』が出ている!」
と言う先生がいたかと思えば
「そんなものは思い込みだ」
とバッサリ切る先生もいました
定義が曖昧な言葉について会話をする時に大切なのは
「自分がどう理解しているか」
ではなく
「相手がどういうつもりで発言しているか」
を理解することにあります
そこを理解した上で
「自分はこう定義して、こう考える」を相手に説明できる
これもとっても大切
(これって、あらゆることに応用できますよね)
自分の考えを無理やり押し付けることや
相手の言い分を頭ごなしに否定することなく
交わされる議論は、大変興味深く
なかなかに面白い2日間でした
【とってもいい買い物もできました】
南の谷の鍼灸院 南谷望
元気lab「カラダの取説」㉙
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
寒さが本格化してきましたね
いつコタツを出してやろうかと
タイミングを伺っています
「なんか調子が出ないなぁ」
と思うときは、背景に『冷え』がある場合がほとんどです
うっかり薄着してませんか?
夏の薄い布団のまま寝てませんか?
いつまでも裸足で過ごしていませんか?
「あ、ちょと寒いかも」と思ったら
・一枚羽織る
・お白湯を飲む
・靴下を履く(くるぶしの上まで!)
やってみてくださいね
さて
元気lab「カラダの取説」シリーズは
2020年にFacebookで配信されていた動画をまとめて
私個人の解釈をプラスしたものです
「元気lab」はプライベートグループですが
申請すれば無料で参加できて
過去の動画が視聴できますよ
→元気lab(Facebookページ)
今日は
2020/07/16配信
「week14指標あれこれ ~皮フ~」
の続きです
前回は
・皮膚も生命力の状態を現す指標のひとつ
・指標の中でも、皮膚は内臓の状態からの影響を大きく受けている
(内臓のはたらきによって状態が左右される)
と言うお話でしたね
皮膚と内臓を城壁と天守閣にたとえました
【城壁の内側と外側】
城壁そのものの表面は
外側は皮膚に覆われて
内側は粘膜に覆われています
内側から崩れても
外側から崩れても
耐久性は下がってしまいますね
【粘膜とは】
口からお尻の穴まで
カラダの中を通るトンネルの内壁
と言うイメージです
こんな感じ
内壁と外壁は
一筆書きで繋がっています
皮膚に異状が出続けている人は
胃腸の問題を抱えていることが多いものです
【アクションプラン】
元気になるためにまずはこれだけ!
3段階でやってみよう!!
①皮膚の観察
すべすべ?ザラザラ?
柔らかい?硬い?
しっとり?カサカサ?
あたたかい?冷たい?
異状のある皮膚の範囲は
どこからどこまで?
②胃腸の負担を減らす
・ゆっくり食べよう
一口あたり30〜50回噛みます
・唾液、胃液をしっかり出す
食事の初めに酸っぱい物を食べる
(梅干し、酢の物、食前酢など)
舌で頬の内側をぐるっと一周回すのも◎
食事中に水分がぶ飲みして、唾液や胃液を薄めない
・消化に良いものを食べる
「冷たくない」「固くない」
がポイントです
腹八分で抑えると消化の負担が軽くなります
(たくさん噛んでると、腹八分でも満足できたりしますよ)
③再び皮膚チェック!
胃腸の負担を減らした食事を
1〜2週間ほど続けていると
変化を感じ始めます
胃腸の負担を減らす食べ方は
裏技がたくさんあるので
②の内容をやり始めた方は
ぜひ質問してくださいね!
【明日と明後日は学会参加のためお休みします】
南の谷の鍼灸院 南谷望
イベントのお知らせ
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
今日はイベントのお知らせです
残念ながら私は参加できないですが
ご興味のある方はぜひ!!
鶴の恩返しpresents
ほのぼのリトリート
@里のENGAWA
11月13日(日)
横浜市青葉区にある古民家で
心身ともにリフレッシュしませんか?
夏開催には私も参加して
木々の揺れる音とあたたかい風を感じながら
心地よい時間を過ごしました
大好評につき第2回が開催されます
第一部
【ヨガ】
(初心者にも優しい)
【シンギングボウルのサウンドヒーリング】
(究極の癒し)
【スリランカカレーランチ】
(美味しい確定)
第二部
【アロマキャンドル作り】
(お好みの精油を選んで作れるらしい!)
【囲炉裏で発酵おやき】
(自分で包んで、囲炉裏で焼くんですって!)
【キャンドル瞑想】
(呼吸と音で誘導してくれます)
以上の二部構成
どちらかだけでも参加できるそうです
詳細は→こちら
お申し込みは→こちら
主催者の3人は私のお友達です
みんなとっっても優しくて
一緒に過ごすだけで元気をもらえますよ
忙しい日々に、なんだかキリキリしちゃう
季節の変わり目にイマイチ調子が出ない
人生にモヤモヤする・・・
そんなあなたにオススメです
自分の心とそっと向き合う時間にできますよ
【参加したら自慢してもいいよ】
南の谷の鍼灸院 南谷望
太鼎堂便り10月号
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
寒い日の合間のご褒美みたいな秋晴れが
気持ちいいですね
こんな日には、外を歩きたくなりますね
(これ伏線ですよー 笑)
さてさて
【太鼎堂便り10月号】が完成しました!
私が毎週火曜に治療担当している
太鼎堂鍼灸院(横浜市鶴見区)から偶数月に発行している
健康情報マガジンです
南の谷の鍼灸院にご来院の皆さまにもお渡ししています
10月号のテーマは
お産✖️東洋医学
助産院とコラボして院長同士の対談や
こころとカラダが喜ぶ食事の話
不妊治療を経て赤ちゃんを授かったご夫婦の話
などなど
情報をぎゅっと詰め込みました!
私の記事は
東洋医学✖️栄養「しあわせごはんで元気なママになる」
です
でもご覧いただけます
さぁ、お便りが完成したということは
そうです
ポスティングマラソンが開催されます!!
横浜市鶴見の太鼎堂鍼灸院の近隣
13,000世帯に配ります
太鼎堂スタッフだけでなく
患者さんや鍼灸学生さんなど多数ご協力いただいて
みんなでワイワイ
お祭りのように配り歩くイベントです
さぁ、秋風を感じながら
運動不足を解消したい方は
ぜひぜひご連絡ください〜
→お問い合わせフォームからどうぞ
【無事、伏線回収しましたね】
南の谷の鍼灸院 南谷望
酔わないと寝られない
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
【酔わないと寝られない】
「お酒を飲まないと寝られないんです」
という方がいます
私もお酒をよく飲むので
酔って寝落ちする気持ちよさは
よくわかります
でも、残念ながら、
それは質の良い睡眠とは言い難く
気絶するように気を失いながらも
内臓はアルコールの分解でフル稼働
朝起きたら、疲れは全然取れていない!
「今日は健康に気を使って休肝日!」
と思っても
頭が冴えて眠くならない
「やっぱり飲まなきゃ寝られないなぁ」
と、お酒を手にしてしまう
これ
「飲まなきゃ寝られない」じゃなくて
「寝られないから飲んじゃう」なんです
つまり、このタイプの人は
「寝る気持ちになる」ことが重要です
不眠の原因はいろいろありますが
寝る気持ちにならない人にありがちなのが
【今日一日に満足していない】
これは、自覚してない場合も多いんですが
「あ〜!今日はよく頑張ったな〜」
のように『やり切った』実感があると
「さて、寝るかな」と寝る気持ちになりやすい
なんとなく上手くいかなかった日や
いつもと同じような日、と感じる日は
ダラダラと夜更かししてしまったり
「何か」に向けて発散したい気持ちが生まれて
お酒や食べ物、趣味に没頭するなど
「まだ今日は終われない」気分になっています
ここで、ちょっと考え方を変えてみましょう
【今ここに、生きているだけで素晴らしい】
何もしていないような日でも
ただ『生きている』ということに
価値がある
当たり前のように息をして
食事をして、暖かい布団で眠れる
そういうことに感謝の気持ちを抱いて
過ごしてみましょう
満たされない気持ちや
漠然とした焦りから解放されて
穏やかに眠る気持ちになってきます
ちなみに
【頭脳労働で疲労感はあるのに体は疲れていない】
というひとも、なかなか寝る気持ちになりにくいです
運動習慣がない方は、ウォーキングやラジオ体操など
簡単なことから始めてみると良いですよ
以前『不眠のおはなし』というブログも書きましたが
まずは鍼灸治療を受けて
眠れるカラダを作っちゃうのが近道です
【眠れるとお酒も減らせる】
南の谷の鍼灸院 南谷望
元気lab「カラダの取説」㉘
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
元気lab「カラダの取説」シリーズは
2020年にFacebookで配信されていた動画をまとめて
私個人の解釈をプラスしたものです
「元気lab」はプライベートグループですが
申請すれば無料で参加できて
過去の動画が視聴できますよ
→元気lab(Facebookページ)
今日は
2020/07/16配信
「week14指標あれこれ ~皮フ~」より
【元気な皮膚とそうでない皮膚】
ひとの生命力の状態を反映する部位や状態を
「指標(しひょう)」とよび
生命力が低下しているか充実しているかを知る
「ものさし」とすることができます
今回のテーマである『皮膚』からも
生命力の状態がわかります
元気な人の皮膚は
しっとり・すべすべ・ツヤがあって・きめ細かい
などでしょうか
「血色がいい」なんていうのも指標になりますね
元気じゃない人の皮膚には
荒れ・割れ・乾燥・ベタつき・湿疹・吹き出物・痒み・くすぐったさ・火照り・感覚異常
などがありますね
『皮膚に現れる異状』は『皮膚の問題』ではありません
『皮膚に異状が現れるような “生命力の状態”の問題 』
ということになります
【皮膚は内臓を守る城壁】
皮膚は身体の表面を覆い、外の世界と身体の中を分ける境になっている
身体の中を守る壁であり、それはまるで
天守閣を守る城壁のようです
城壁がボロボロでは天守閣を守れませんから
ほころびができたらすぐに修復しないといけません
それなのに皮膚に異状が出ているということは
皮膚よりも優先的に守らないといけない内臓に
すでに問題が起こっている、と疑わなければいけません
目に見える皮膚の異状(弱り)は
目に見えない内臓の弱り(生命力の低下)
を現す指標、ということになりますね
【皮膚トラブルには】
これから秋にかけて、乾燥の季節になるので
外からの刺激に対して保湿ケアは有効です
でも、内臓の弱りから出る皮膚トラブルには
どんなに強い塗り薬で症状を抑えても
内臓の問題を解決しなければ
またすぐに症状が出てしまったり
皮膚以外にもさまざまな症状が出るでしょう
【今日のポイント】
・皮膚は生命力の状態を現す指標のひとつ
・指標の中でも、皮膚は内臓の状態からの影響を大きく受けている
(内臓のはたらきによって状態が左右される)
次回の 元気lab「カラダの取説」では
皮膚と胃腸のつながりについてお話しします
【ついにジム通い始めました】
南の谷の鍼灸院 南谷望
夏の冷え→秋の不調
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
気温がすっと下がり始めて
エアコンなしで過ごせる日が続きますね
快適なようで、急な変化についていけずに
不調が顔を出してきた・・・と言う方、増えています
(私も最近、寝違えました。)
【夏の体と冬の体】
夏の体は網戸のように
内と外の熱の行き来がしやすい
外から涼しさを取り込んで
カラダの中の暑さを外に逃すことで
熱がこもりすぎないようなしくみ
冬の体は窓をぴっちり閉めるように
体内の熱を外に逃さず
外の冷気も入りにくくすることで
体が冷えるのを防ぐしくみ
秋の体は、夏から冬へと切り替わる途中
ワンちゃんの毛が生え変わるように
人の体も季節ごとに変化しています
【自然の中においては】
本来は
夏の敵は「暑さ」
冬の敵は「寒さ」
なので
それぞれと戦うに適した体になっています
【現代ではどうでしょう?】
熱中症対策に『適切に』エアコンを使うのは必要なことでしたが
涼しい部屋にずっといて、汗をかかない夏を過ごしていませんでしたか?
夏の間に、体を冷やしすぎた人は
秋に向かうこの時期に体調を崩します
【こんな症状増えてます】
はじめは
「最近イマイチ調子が出ないなぁ」
「体がなんか変だなぁ」
と言う、ちょっとした違和感から始まり
・体があちこち痛む
(首・腰・膝・足首などが多かったです)
・かったるい
・めまいが増える
・物忘れがはげしい
・目の疲れ
・不眠
こんな症状の方が増えてきました
「物忘れが増える」も、実は不調のサインなんですね
集中力や思考力など
「〇〇力」と名の付くものは全て
「生命力」を分配して発揮される力です
「うっかりミス」が増えてる時は
体調の見直しが必須です!
【冷えた体を元に戻すには】
夏に涼しい部屋で汗をかかない生活が続くと
「汗をうまくコントロールできない」状態に陥ります
たいして暑くもないのにベタベタと汗がまとわりついたり
ちょっとしたことでダラダラと汗が止まらず
秋の風にあたって冷えすぎる
こうなってしまった体を戻すには
『しっかり汗をかく』
これっきゃないです
それも、サウナやホットヨガなど
外気温を上げて汗を出させるよりも
『体を動かしてカラダの内側を温め、汗をたっぷりかく』
こうやって、熱を起こして汗をかくしくみを体に覚えさせます
【運動のめやす】
ご自身の体力に合わせて加減してくださいね
めやすとしては
軽く息が上がる程度に
2〜30分のジョギング
走るのが難しい方は
いろんな関節を「いつも動かしていない範囲まで」動かす
例えば、グーッと手を伸ばした先に
もうひと伸びしたり
そこから腕を捻ったり
関節をぎゅーっと曲げていきながら、これ以上無理ってところまで曲げ切る
こんな感じで、普段しない動作を
深く呼吸をしながら行うのがポイントです
【私も冷えすぎてました】
私も夏の冷えを溜めすぎてしまい
注意力散漫によるうっかりミスが続き
首の寝違えと、皮膚のかゆみが出てきたので
昨日から30分ウォーキング始めました
(慣れたらジョギングする、つもり)
いい汗かくぞー!!
【ジムの体験にも申し込みました】
南の谷の鍼灸院 南谷望
甲状腺と東洋医学②
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
前回に引き続き、甲状腺のお話です
甲状腺機能低下症かもしれないと言われて
検査を受けてみたけど、異常なしでした
この不調の原因はなんなんでしょう??
というご相談を、続けてお受けすることがあったので
①甲状腺のはたらきと全身の状態
②東洋医学ではどう見るか
2回に分けて書いてみました
【甲状腺機能低下疑いと言われた方々のお悩み】
・とにかく疲れやすい
・休日は一歩も動けない
・寝ても寝ても疲れが取れない
・自分の体調に不安がある
・皮膚感覚の異常がある
・周りの人よりも寒がり
・気分が落ち込みやすい
このように病名がつきにくい体の不調を抱えていました
検査の結果、甲状腺機能低下症ではない
との診断を受けたそうですが
不調があることには変わりありません
【病気ではない。未病という考え方。】
病気じゃないけど元気じゃない
病気と元気の間にはグレーゾーンがあります
東洋医学では『未病』と呼ばれ
治療対象と考えます
【やまいの原因はいつもひとつ】
東洋医学の鍼灸治療、と言っても
治療法によって考え方が違うので
全ての鍼灸治療院に当てはまるわけではありません
私が行う『積聚治療』における考え方です
やまいは『生命力の低下』によって起こる
生命力が低下すると、さまざまな症状が現れる
治療や養生を通して、生命力が回復すると
現れていた症状も落ち着くようになる
【どういうことかと言いますと、、、】
甲状腺機能低下症であっても
そうでなくても
それを疑われるような症状があるということは
背景に生命力の低下がある
と考えるわけです
この方達は、たまたま
甲状腺機能低下が疑われる
『エネルギー代謝に関わる部分』に不調が現れましたが
生命力の低下の影響が
肩こりや腰痛、耳鳴りやめまい、免疫力の低下や喘息、アトピーや生理痛、不妊症や睡眠障害などに現れる事もあります
そして、それに対する治療手段は
『生命力を回復させる』
シンプルに、これだけなんです
だから、病院で診断名がつこうがつくまいが
やることは同じ
セルフケアもいつも同じで
『体は冷やさず温める』
これだけです
【つい最近、私も甲状腺ホルモンの値が低めでした】
南の谷の鍼灸院 南谷望
甲状腺と東洋医学①
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
甲状腺機能低下症かもしれないと言われて
検査を受けてみたけど、異常なしでした
この不調の原因はなんなんでしょう??
というご相談を、たまたま続けてお受けすることがあり
これはお話ししておきたいなと思ったので
①甲状腺のはたらきと全身の状態
②東洋医学ではどう見るか
2回に分けて書いてみたいとおもいます
【甲状腺ってなに?】
甲状腺は喉の前側にくっついている器官です
脳の下垂体から指令を受けて
代謝をコントロールするホルモンや
カルシウムの量をコントロールするホルモンが出ます
・甲状腺が働きすぎて
代謝のホルモンがバンバン出過ぎて
体が常に戦闘モード!!
になってしまうのが
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
・甲状腺がうまく働けなくて
代謝のホルモンが出てくれず
体がお休みモード、どころか
代謝が悪くてぐったりエネルギー不足
になってしまうのが
甲状腺機能低下症(橋本病など)
【血液検査の項目】
・TSH
脳の下垂体から出るホルモン
甲状腺ホルモン(以下のT4とT3)が出るように指令を出す
・FT4(T4)
甲状腺から出るホルモン
血液にのって全身をめぐり
代謝を促す指令を出す
・FT3(T3)
甲状腺から出る、もしくは肝臓や腎臓でT4から変化してできるホルモン
T4と同じく代謝を促す指令を出しますが、作用はT4よりも強力です
この検査からは
「甲状腺ホルモンが適量出ているか?」
「ホルモンの量に過不足があったときに、指令はちゃんと出ているか?」
が分かります
【甲状腺と現代医学】
「甲状腺機能が低下しているかもしれない」
と考えられた時には
・甲状腺ホルモンの量は十分にあるか?
・ホルモンを出す指令はちゃんと出ているか?
・T4からT3に変化させる肝臓などに問題はないか?
・甲状腺ホルモンの不足を示す他の異常は出ていないか?
などを細かくみていって、原因を特定するのが現代医学であり
特定するためには
「検査結果の数値はこの範囲に収まっていれば異常なしとする」
という基準があります
【甲状腺と東洋医学】
「検査で異常なしって言われました」
「でも、体調が良くないんです」
という方のお悩みに応えられるのが
“未病”の概念がある
東洋医学なんだと思います
「辛い(症状がある)ってことは、どこかおかしいよね」
と考えて
単一の臓器ではなく、全身の状態に対して治療するのが、東洋医学の強みですね
そんなわけで次回は
「甲状腺と東洋医学」についてお話しします
【20代の頃バセドウ病でした】
南の谷の鍼灸院 南谷望