不機嫌という「やまい」
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
みなさんのまわりに
「いつも不機嫌な人」
「すぐ怒る人」
いませんか?
これ、東洋医学では立派な「やまい」です
「易怒(いど)=怒りっぽい」「急躁(きゅうそう)=イライラする」という言葉があり、気の滞りが強い時にみられる症状とされています
南の谷の鍼灸院では、体の状態をすべて『生命力』ととらえ、『生命力が低下するといろんな症状が出て、生命力が回復すればそういった症状も出なくなる』とお伝えしています
(詳しくは【元気lab「カラダの取説作り」】シリーズをご覧ください)
『生命力の低下』は、言い換えれば
『体が疲れている』『弱っている』→『体が正常に機能していない』
ということです
「機嫌が悪い人」は、自分の機嫌(精神・メンタル)を、良い状態に保っていられないくらい生命力が低下している
と、見ることができます
自分でもよく分からないけど、小さなことで腹が立つ
生理前は常にイライラする
なんて人は、一度、鍼灸全身治療を受けてみてください
生命力が回復して、体が元気になると、自分の気持ちを安定させられる余裕が出てくるものです
【親子3人の不機嫌→上機嫌!】
父:腰痛、ひざ痛、顎関節症
母:難聴、肩こり、足の痺れ
娘:首肩こり、頭痛、耳鳴り
2週間おきに治療をしていたこんな親子3人ですが
たくさんあったお悩みも回を追うごとに少しずつ減っていきました
調子のいい日が続いていましたが、夏前くらいにお仕事の関係で海外と行き来することがあり、2か月ほど間が空いてしまいました
帰国後、2週間の自主隔離を経て久しぶりの治療をし
その次に来てくれた時、娘さんからの嬉しいお言葉
「日本に戻ってから、なんとなく家の中の空気がトゲトゲしてるというか、硬かったんですけど、治療を受けた後からみんなが柔らかくなった気がします。」
小さな不機嫌のやまいが消えて、お家のみんなが上機嫌でいられるようになったんですね
あなたのまわりの
不機嫌な人・すぐ怒る人は
「そういう性格」「イヤな奴!」じゃなくて
生命力が低下して、うまく自分をコントロールできなくなっているだけです
そんな人には
温かいものを摂って、いつもより1時間早く眠るだけでも生命力はちょっと回復するよって教えてあげてください
【不機嫌病が減りますように!】
南の谷の鍼灸院 南谷望
元気lab「カラダの取説」⑫
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
【あなたの元気は何%??】
南の谷の鍼灸院では
初めて来てくれた方に書いてもらう予診票の最後に
「今日のあなたの元気は?「 」%」
という項目があります
なんとなくやる気でないなー
とか
ちょっと調子いいかも
なんて時に、数値化してみるといいですよ
(手帳とかにメモしといて、数か月おきにみると面白い!)
私は、3月に太鼎堂鍼灸院の「元気になるお話会」(毎月第2木曜に開催してます!)で「元気何%?」と聞かれたときは
開業に向けての準備につまづいて疲れ果てていて「…45%」って答えました(笑)
そして、昨日も同じ質問をされて「70~75%」まで上がってました
(とはいえ、100%まではまだ遠い!もっと元気になるぞー!!)
【元気labシリーズです】
→バックナンバーはこちら
今日は
2020.05.20配信
week 6「生命力の捉え方」より
人の体調(生命力の状態)は、日々ゆらいでいて
その日の疲れ具合や季節の変わり目、天気などにも影響を受けます
なので、毎日100%!っていう人はなかなか出会うことがないですが
ふだんが50%くらいの人が、80~90%になると
2倍近く元気になるわけですから、日々の生活の質がガラッと変わります
よくあるのは
・新しく習い事を始めてみた
・家事の手際が良くなって、夕飯の品数が1品増えた
・家族に優しくできるようになった
などです
「できること」が急に増えるんですね
元気の「%」はスマホの充電に例えてみるとイメージしやすいです
充電100%の時と50%のときでは
スマホをみる回数、使うアプリ、動画の再生回数、ディスプレイの明るさなど
つかい方が変わりますよね
また、すぐ充電できる環境にあるかどうか、でも変わってきます
【ルールを整理しよう】
①人は「生命力」で生きる
②生命力0=「死」
③元気とは
・その時の100%
・100%に近づいている(回復中)
④病気とは
・100%より低いところにいる
・病的に下がり続けている
⑤病気の時には色んな異状があらわれる
→肩が凝ってる、足が冷えてる、元気が出ない、食欲がない、頭が痛い、お腹が痛い、、、、
【見えないモノを見る】
「ちから」って見えないんです
私たちは「ちから」によって何かが起こっている「物質」「物体」を見ているだけなんですね
例えば
水力発電は
水が流れるさまを見て「水力」があると理解して
電化製品が働くさまをみて「電力」があると認識できます
風力も、風そのものが見えているわけではなく
風によって舞う「木の葉」をみて、「風が吹いている」と判断します
「物」を通して「見えないチカラ」を見ます
生命「力」もみえません
なので、これも「物」を通してみていきます
「足が冷たい」
→「冷たい足」という物質があります
ここからわかるのは
「足まで温める、という生命力が足りていない」
「足が温まった」
→「温まった足」という物質にかわりました
つまり
「足を温められるくらい生命力が回復した」
ということです
冷たい足にホッカイロをあてても、またすぐ戻ってしまうけど
温めるチカラが回復すれば、その後はずっと温かいですよね
この考え方がわかってくると
「慢性の肩こり」
→肩の筋肉の緊張をほどけない生命力なんだな
という発想を持てるようになり
肩こり→整体
ひざ痛→整形外科
耳鳴り→耳鼻科
お腹痛い→内科
肌荒れ→皮膚科
じゃなくて
全部、生命力!!
となるわけです
次回は、生命力が低下した時に出る
色んな異状の見つけ方についてお話しますね
【シンプル イズ ベスト!】
南の谷の鍼灸院 南谷望
いのちのおはなし
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
先日、友人から絵本をすすめられました
いのちのおはなし
日野原重明(著)
講談社
95歳のお医者さんが10歳(小学4年生)のクラスで
いのちについてお話をします
「いのちは、どこにあると思いますか?」
心臓!あたま!体ぜんぶ!
と、いろんな意見が出ますが
先生からのこたえは
「いのちは、きみたちのもっている時間だと言えますよ。」
「いまきみたちは、どのようにでもつかえる自分の時間をもっている。
時間をつかうことは、いのちをつかうことです。」
95歳の先生が30人の子どもたちのために
自分のじかんを、いのちをつかって伝えてくれました
というおはなし
「いのちを削って」
とか
「いのちをすり減らして」
なんて言い方があるけれど
あぁ、私たちは「時間」という形でいのちを「つかっている」んだな
そして、つかい方は自分次第だな
って思えました
ブログを読んでくださってるあなたも
治療を受けに来てくれるあのかたも
ここを選んで、時間を、いのちをつかってくれてるんだ、と
背筋が伸びる思いです
(あ、健康診断で2cm身長伸びてました 笑)
みなさんはどう生きますか?
何に時間をかけますか?
いのちを、どう使いますか?
絵本を勧めてくれた友人は、働く2児のママ
だれのために、どんな風に、どのくらい時間をつかうのか
読書の秋に、そんなことを考えさせてくれる絵本でした
【最近読書がぱたりと止まっていました】
南の谷の鍼灸院 南谷望
朝ヨガ続いてます!
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
昨夜の地震、みなさん大丈夫でしたか?
目黒区柿の木坂3丁目でも水道管が破裂して水があふれていたようですね
こんなご近所で・・・と心配になりましたが無事に止まって何よりでした
我が家はというと
棚の焼酎とワインボトルが揺れてカチャカチャと音を立て
テーブルの上のビールがこぼれそうで・・・
と、お酒の心配ばかりしてました(笑)
さてさて、朝ヨガですが
ちゃんと続いています!
【ドキドキの第1回】
初心者どころか、全く初めての経験なので呼吸方法と基本の立ち方(山のポーズ)を教わり、見よう見まねで「太陽礼拝」をやってみました
この「太陽礼拝」は12個の連続したポーズをとりながら
「一日のはじまりに太陽に挨拶し、その恵みに感謝する」
という意味があるそうです
ラジオ体操みたいなもので、全身のいろんな筋肉をバランスよく使えます
【いきなり立ちはだかる壁】
なんとなくストレッチみたいな感じで楽しく体を動かしてみたものの
見よう見まねでやった太陽礼拝は全く覚えられず
仰向けで練習した呼吸は、立ち上がって動き始めると上手くできず(笑)
それでもめげずに、次のレッスンまでは毎日の朝晩に呼吸の練習をしました
が、これも、先生の声掛けに従ってやってた時は
「なんかできた気がする!!」
と思ったのに、ひとりでやると
「あれ?こんなだっけ??」の連続でした
【待ちに待った第2回】
呼吸がうまくいかなかったことを相談すると
「数年やってたら慣れます(笑)」
とのこと!
「筋肉を使うのと、その上に成り立つ力を抜くのバランス(陽と陰)」
と教えてくれて、なんだかすごく腑に落ちました
動と静
緊張と弛緩
呼気と吸気
そんなことを考えながらの「太陽礼拝」
やっぱり動きはバラバラだけど(笑)
2つ目の両手を上に伸ばすポーズと
下半身も大きく使う応用編も教わりました
久々に筋肉がプルプルするやつを体験し
明日の筋肉痛はほぼ確です・・・(明後日だったらどうしよう)
【技術を習得することは】
こういう技術を習得することって、それ自体が「目的」ではなくて
その技術を使って、できることが増えるという結果にたどり着く「手段」になるんですよね
ヨガを習う
↓
ヨガの動きを覚える
↓
・筋力アップと筋肉の柔軟性が得られる
・呼吸を通して全身の気の流れを感じられるようになる
・毎朝の運動習慣になる
・ヨガを通して瞑想する時間がとれる
↓
良いことたくさん!!
なんかうまく伝えられないんですが(笑)
例えば他にも
『英会話を学ぶ』
↓
英語を話せるようになる
↓
英語を話す国の人たちと、交流が持てる
↓
自分が今までの人生で触れてこなかった価値観に出会える
とか
『鍼灸の技術を習得する』
『栄養学の知識を身につける』
↓
鍼灸治療、栄養指導ができるようになる
↓
元気な人が増える!(最高!!)
ってことなんですよね
【自分の生活の一部に落とし込むこと】
健康も美容も一日にしてならず!
週に1回のレッスンの時だけやるんじゃなくて
自分の生活の一部になって初めて、技術は『身につく』んですよね
ヨガ生活、どっぷりハマってみようと思います☆
私が教わってる先生は
今のところ知り合い限定でレッスンしているみたいですが
とっても優しくていい先生なので
ご興味ある方はお声かけください^^
【やる気満々のヨギ鍼灸師】
南の谷の鍼灸院 南谷望
元気lab「カラダの取説」⑪
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
先週のブログで宣言した通り
始めましたよ!朝活ヨガレッスン!!
某アニメの劇場版TV放映後ということもあり
「呼吸の大切さ」や「細胞すみずみまで意識をいきわたらせる」
なんて話もしてくれて
ヨガと東洋医学の共通点をたくさん感じられました
とっても楽しくて気持ちよくて
これなら続けていけそうです
さてここからは
元気labシリーズのつづきです
バックナンバーはコチラ→元気lab カラダの取説
前回は
からだを動かすエネルギーの源が『生命力』
生命力が低下している→病気
生命力が回復している→元気!!
と考えましょう、というお話でしたね
そして、下がってしまった生命力を回復するにはどうすればいいの?
というあなたに
お家で作れる秘密道具のご紹介です!!(やったね☆)
材料はたったの2種類
つまようじ 7本
輪ゴム 1本
これだけです
これを一つにまとめると
はい完成!!
その名も『元気棒』です^^
真上から見るとこんな感じ
7本っていうのがちょうどいいみたいですね
【持ちかた】
親指と人差し指で元気棒の上の方を軽くつまむ
中指を伸ばして先端に向かって指を添わせる
この時、指先は元気棒の先端とぴったりそろえるか
中指か少し出るくらい
この持ち方で、手首を使ってミシンのようにトントンと上下に動かします
【つかいかた】
まずは自分のカラダをすみずみ触って、硬いところや痛いところなど見つけます
自分にやるときは、利き手と反対側の肩の状態をチェックしておきましょう
そして、硬さなどの異状がある側の腕(肘から手首まで)に元気棒をトントン
気持ちよいくらいの軽さで。ちくちくしないくらい
しばらくトントンしたら、さっき硬かったところを再びチェックするとどうでしょう?
ちょっと変わった感じがしますか?
やったところの肩だけでなく、全身の状態が変わっていないか確認してみましょう
変化を感じにくい人や、自分のカラダの異状を読み取る力がまだ弱い人もいますが
腕への刺激が「全身に伝わる」「生命力に影響を与える」というイメージを持って
「生命力回復しろ~」「元気になれ~」と考えながら続けてみてくださいね
よく分からなかったら、ぜひ質問してください
実演しますので^^
【全集中の呼吸を練習中】
南の谷の鍼灸院 南谷望
みぞおちがパンパンに張ってつらい時に
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
約1年ぶりに連絡をくれた友達から
「ここ数日みぞおち辺りがパンパンに張っててちょっと辛い時がある」
「何か、応急処置として自分で出来そうなことあるかな?」
と聞かれました
わかる!あるあるそんな時!!
とはいえ、最近の体の状態をみていないのでこの話だけで判断はできないですが、、
東洋医学ではみぞおち辺りが張ってつらい状態を「胸脇苦満(きょうきょうくまん)」と呼び
気の滞りをあらわすお腹の状態ととらえます
(胸や脇が満ちて苦しいなんて・・・ツライ!)
とりあえずのセルフケアとして
気の流れをつかさどる『肝』の経絡の状態を確認して、そこを流してあげるのが必要と考えて送った写真がこちら
ツボを押してみて痛いところがあれば「気持ちいい」くらいの強さで押したり揉んだりしてみて、みぞおちが少しでも軽くなるなら続けてみる
ドラッグストアで売っているお灸を使うのもおススメ
ただし、みぞおちが苦しいのに前かがみ姿勢にならないといけないので、無理は禁物!
他にも、畳んだ布団やソファの縁を使って仰向けで大きく体をそらすようにゆっくり伸びをしながら深呼吸。肋骨を動かすイメージ。深呼吸は吸うよりも吐く方をメインに
また、胸脇苦満は生理前やストレスが強い時にも出やすいので、生理前だったらおへその下を温める。ストレスが強ければ軽い運動や炭酸飲料を飲んで体の中に滞った気を動かしてあげる
というセルフケアのアドバイスをしました。
元気labシリーズを読んでくれてる方なら
「え?それで治るの??」と疑問に思いますよね
残念ながら、これは応急処置であって、これだけでは治らないでしょう
「みぞおちが張ってつらい」は生命力の低下を示す指標のひとつです。
全身をくまなくチェックすれば、他にも「かたい、痛い、冷えてるor熱い、くすぐったい、肌荒れ、吹き出物、色が悪いetc…」が出てくるはずです
どうしてもつらい症状には、まずは応急処置も必要です(苦しいですからね!)
少し症状が落ち着いてきたら、一度全身をチェックしてみましょう
自分で自分を元気にする
「元気lab カラダの取説作り」
これまでのまとめは→こちら
【ヨガも体の声を聞くよき時間!(←今日から始めた)】
南の谷の鍼灸院 南谷望
ヨガはじめます!!
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
昔から
特にトレーニングしたわけでもないのに
足を前後にぺたっと開脚できたり
Y字バランスで立っていられたりと
体が柔らかいのが自慢でした
そのおかげか、中学校のバスケ部でも20代のころにやってたバレーボールでも捻挫・脱臼しらずでした
でも、あれですね
昔できたことが今できると思って、急に動かすとイタイ目見ますね!!
今朝、急に思い立ってストレッチしたくなったんです
腰からもも裏まで伸ばしたいなーと思って
このポーズ
(鋤のポーズって言うらしいですが)
やろうとして
両腕の上腕三頭筋がつりました・・・
(二の腕の裏側 ふりそで部分)
もう、痛いやら悲しいやらで転げまわりながら
三頭筋を通る「手の少陽三焦経」のはじまりのツボ『関衝』を揉みました
体に痛みがあるときは、その経絡の末端のツボを刺激すると経絡の滞りが取れて痛みが和らぎます
この場合は『液門』や『中渚』を使ってもいいですね
なんて、転んでもただでは起きないブログを書いてみましたが
そもそもちょっと動いただけで筋肉が攣ること自体が問題です
栄養素で言うと
カルシウムとマグネシウムのバランスが悪かったり
カリウム不足なども原因として考えられますが
大前提として
運動するときは、軽い動きから徐々に強度を上げる
日頃から、こまめにストレッチをして筋肉の柔軟性を保つ
等が大事です
いや、ほんとに
ってことで
オンラインヨガレッスンを受けます!
ずっと「やってみたいなー」と言いながらやってこなかったんですが
友達が教えてくれるというので、やっとデビューできそうです
ヨガマットとウェアも買って
(↑形から入るタイプ)
あとは部屋を片付けるだけ!!
(これが一番時間かかる・・・)
【レッツ!美ボディ!!】
南の谷の鍼灸院 南谷望
元気lab「カラダの取説」⑩
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
先日8割書き上げたところで下書きが消えて
思わず膝を抱えた元気ラボシリーズです(笑)
これまでの投稿は↓コチラにまとめました
今日はキリ番10回目!
今までのお話は
week1 自己変革の準備
「自分はもっと元気になるんだ!なりたいんだ!!」
この思いを作る
そのためにも知っていてほしいことが
week2 いのちをリスペクトする
「何のために生きてるんだろう」「自分なんかに何の価値があるの」なんて思っちゃう人がいるけど、今ここに生きているっていうだけで奇跡!!
そして
week3 すべての病気(不調)は生命力が低下しておこる
生命力が低下した時に出る症状は人それぞれ
自分はどういう症状が出やすいかを知ると、体調のちょっとしたゆらぎやどのくらい回復しているかを知ることができる
そのうえで、元気になったら「何になりたい」「どうしたい」目指すべき方向性を定めましょう
week4 体のドラマを読む
今までの人生で、不健康の道に向かってしまった分岐点を探す
ここまでの基本がとにかく大事です!!
さて今日の内容はここから
2020.05.14配信
week 5「元気と病気」より
「元気とは?」「健康とは?」
と言ったときに
「病気ではない状態」と定義している人がたくさんいます
「病院にかかるような病気じゃないから、健康です」
って言うけれど、よくよく話を聞いてみると
・よくお腹を下す
・慢性の肩こり
・寝不足な日が続いてる
・・・これって元気ですか??
今日は、元気と病気について確認します
体を動かす原動力はすべて『生命力』を分配している、と学びましたね
つまり
『病気』は生命力が低い、または異常に下がり続けている状態
『元気』は今出せる100%の状態、または100%に近づいていく状態を指します
「今出せる100%」っていうのがポイントですね
生き物は必ず老いるし衰えます
不老不死ではありません
年齢に応じて、緩やかに生命力は低下しますが、ここで言う生命力の低下は「その年齢で発揮できるはずの100%」を基準にします
【生命力の状態をあらわす指標】
自分の体をすみずみ触ったときに見つけた「異状」がありましたね
・かたい
・痛い
・冷えてるor熱い
・くすぐったい
・肌荒れ、吹き出物
・色が悪い
などなど、自分はどんなところに異状が出やすいかはわかってきましたか?
(毎日触っていると、体調によって変化がありますよね)
体の中でこういう状態の所が
増えてる→生命力が低下してる→『病気』
減ってる→生命力が回復してる→『元気』
ということがわかります
【生命力はどうやって回復する?】
南の谷の鍼灸院にお任せを!
・・・っていう宣伝ではなくて(笑)
目指すは医者いらず、鍼灸師いらずのセルフケア上手ですので
自分で何とかしてみましょう~
一番簡単なのは、前にもお伝えした
『お白湯を飲む』でしたね
そしてもう一つは次回!
秘密道具をお教えします!!
チラ見せ↓ (わかるかな?)
【鍼灸師にも読まれているブログらしい】
南の谷の鍼灸院 南谷望
腰痛とコルセット
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
私が学んでいる『積聚治療』は
小林詔司先生という鍼灸師の先生が考えた治療法です
今も現役で活躍されている先生で、私も治療を受けています
その小林先生の著書「やまい一口メモ」には
東洋的に身体をみることや、生活のヒントがたくさん詰まっていて
私がみなさんに健康の話をするときのネタ元だったりします
今日も読み返していると、ちょうど似た症状の方がいたなぁ
ということがあったので本の内容とともにご紹介しますね
【コルセットについて】
コルセットは、容姿を整えるために胴部を締める婦人用下着として使われていた
最近では、腰椎や骨盤のずれを補正したり、はずれないようにして痛みを和らげる整形外科用のものが多く用いられる
しかし、これにはいくつかの問題がある
①長くコルセットを使用すると関節部の靱帯や骨部周囲の筋力が低下すること
②コルセットに対する依頼心が強くなり、それなしには生きていけないという心理的な不安感を常に抱く
③腰臀部の皮膚の抵抗力も低下し湿疹などができやすくなる
④下腹部を固定した場合は内臓の活動も制約されるし、体全体の動作も制限される
コルセットは治療道具ではなく、一時的な介助道具であることを忘れず、少しでも使わない時間を増やすことを心がけなければいけない
腰回りの筋力の使用制限は全身の気力の低下にも繋がる
本の中では、このように説明されています
そして、私がみた方のお話がこちら↓
【症例(1) 70代女性 肩こり、難聴】
メインのお悩みは肩こりと難聴ですが、全身治療しながらお話を聞いていくと
「毎朝の犬の散歩は腰にコルセットを巻いて歩いてるんです」とのこと
この方は他にも
・足の指先が痺れるような感覚
・夜間頻尿
・便秘
・汗をかくと皮膚の痒みがあり、掻くとミミズ腫れのようになる
・膀胱炎になりやすい
そして、
「腰は痛い時も痛くない時もあるけど、痛くなったら困るから長く歩く時はコルセットをしている」
《④下腹部を固定していることで内臓の動きや体のうごきが制限され》尿や便の問題、足の痺れが出やすくなったり
《②コルセットなしでは不安》という状況になり
それが続くことで
《①腰回りの筋力低下》につながると、ますますコルセットが手放せなくなります
この方には
『コルセットは腰が痛くて動けない時だけ』にしてもらって
2週間おきに鍼灸治療を続けて体が軽くなってくるとコルセットに頼ることが減り、
娘さんからも「最近母が元気で嬉しい」と喜びの声をいただきました
はじめは
「歳だから仕方ないわよね」とおっしゃっていましたが
最近はそういう言葉も出なくなりました
体が変わると、心も前向きになりますね
【症例(2) 20代女性 首・肩・頭のコリ、左足指の動きが悪い】
「首や肩が凝るのは姿勢が悪いからかもしれない」と感じて
姿勢矯正用のコルセットをつけてみたところ
胃の苦しさを感じたのと脇腹にあせもができてしまった
1週間つかって、5日前にやめた
《③皮膚の抵抗力が低下して湿疹ができやすくなる》
《④内臓の活動が制約される》
この2つの状態になったわけですね
胃の苦しさは、その日の治療ですぐ楽になりましたが
あせもの痕は、その2週間後の治療の時もまだ残っていました
もともと首肩の詰まり・コリが出やすい方ですし
皮膚も、体の表面に近いところなので
体の上や表面=陽の部分に熱(陽)の反応が強く出たんですね
こういう時は、体の芯が冷えていて
熱を体の中に留めておけず、表面に出てきたとも考えられます
背中に温かいお灸をしたら
「体の中まで熱が入ってくるようで、いつもとなんか違う」
と感じてくれました
同じ治療でも、体の状態によって感じ方が違うものです
よっぽど冷えていたんでしょう
この方は、コルセットを使い始めて1週間で
「体に合わないな」と気づいて、自分でやめることができました
美容や健康器具は、人によっては効果絶大!!でもほかの人にとっては合わずに逆に害になることもあります
自分の体調や体質をしっかり見極めて、判断できることが大切ですね
【肩こりでお悩みの方でも、ほかの症状もまるっとお任せを】
南の谷の鍼灸院 南谷望
やせる鍼
こんにちは
南の谷の鍼灸院
鍼灸マッサージ師 南谷望です
東京都目黒区
東急東横線 都立大学駅徒歩2分のマンションで
南の谷の鍼灸院をオープンしてもうすぐ4か月
今日は、実際にあった嬉しいエピソードについてお話します
【40代女性 バリバリ働く1児のママさん】
6月上旬から通い始めて、今日で10回目の方から
「今年の健康診断で、腹囲がマイナス6cmでした!」
と、嬉しいご報告
(わーい!)
この方の初診時のお悩みは
・腰と肩の痛み
・疲れやすい
ということで、ダイエット目的ではありません
体重には変化がないそうですが
「内臓の位置とか、姿勢が良くなったのかな?」
という感覚があるようです
【やせる鍼ってありますか?】
↑ これ、本当によく聞かれますが
食事・睡眠・運動を何も変えずに「鍼でやせたらいいな」
と思っている人は100%痩せません
(そりゃそうだ!)
南の谷の鍼灸院でおこなう鍼治療は
めぐりが悪くなっているところをみつけて鍼とお灸で流れを作ります
そうすると、カラダは温かく柔らかくなって
全身に気をめぐらせることができるようになっていきます
カラダのすみずみまで気がめぐっていれば
腰痛も肩こりも、寝ても取れない疲れもないのが普通です
「鍼灸が〇〇に効く」「〇〇を治す」
ではなくて
「カラダのバランスを整えて、自分の力で元気になれるカラダを作る」
がポイントですね
【自分の力で元気になれるカラダとは】
・毎食美味しく食べられて、良いお通じが毎日出る
・夜に眠たくなって、ぐっすり眠って爽やかに目覚める
・1日に1回、運動する意欲がある
このサイクルに乗れたらあとは自然に元気になるし
不健康な太り方をしなさそうだな、ってことはわかりますよね
冒頭に紹介した方も、ダイエット目的じゃなかったのに
「いつの間にか細くなっていた」わけです
【まとめ】
鍼で体が変わるとともに、健康への意識も高まり
食事・睡眠・運動習慣に変化が出た人が健康的に痩せるのをよく見ます
やせる鍼はないけれど
鍼を受けた人がやせることはありますよ
【体質改善は赤血球が生まれ変わる120日間が目安です】
南の谷の鍼灸院 南谷望